幸福な猫

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新宿のメイドバーでお給仕する月詠みことのブログです。

白い巨塔、好きだ!!!!

昨日から、白い巨塔を1から見直している。皆さまもご存知だろう、あの有名なTVドラマの白い巨塔。原作は小説で様々なシリーズが放映されているが、私が見ているのは、2003年に唐沢寿明が主演を務めたバージョンである。


私は映像作品を見るのがあまり得意ではい。集中力が非常に散漫で、じっと見ていられない。そういう理由で本も読めないし、そういう病気だと思うことにしている。集中して見れるのは、コジコジと昼顔、そして白い巨塔。めちゃくちゃなラインナップだが、その3つくらい。

 

白い巨塔は、つい先月くらいまで再放送されていた。母が熱心に見ていたので、私も家でメイクをしながらぼーっと眺めていた。それがきっかけだった。

昨日、しっかり見直すために有料動画サイトに登録したところだ。最近届いたiPad、初めて有効利用できている気がする。


白い巨塔の舞台は大学病院。次期教授の座を狙う主人公(財前)が、あの手この手を使ってドロドロの権力争いの波を泳いでいく。とんでもざっくりだがこんな感じ。品のない表現だが、もうめちゃくちゃダルい。一言で言うなら「めんどくせー権力争いの話」だなと思う。

私は学歴とかカーストとか、そういう地位の戦いを全くしてこなかった。というか参加する気合いも力もないのだ。いつも蚊帳の外。はみ出るようにしてきた。だからこそ、かなり新鮮で、見ていて面白い。


現実世界でめんどくさいことが身に降りかかると「ウワーーーーーー!!!!!!!」ってなる。辛くなったら、いつも大きな声を出す。地団駄も踏む。飛んだり跳ねたりもする。ドラマで見てる分には面白がってるくせにな。人間、自分勝手…


まあ、ぼんやり、なんとなく、人が頑張ってる姿を見ているのは好きだ。どんなにめんどくさくても、どんなに嫌なやつでも、どんな手段を使っていても、頑張っている人は偉いなあと思う。財前はあまりにも自分のことにばかり目を向けているが、ちょっと手段を選べないだけなのだ。憎めないな、とか思ってしまう。自分はそういう野心家には成りきれないので、若干の羨ましさもある。


正直 白い巨塔は、二次創作オタク時代だったら、めちゃくちゃ絵とか描いてたタイプの熱量を持って見ている。今までのオタク心は絵で表してきたから、文章だとうまくいかんな。

財前が鼻歌をうたいながら、空中に向かってオペの練習をしている姿が、ちょっと不気味で美しくて大好きなんだ。絵に描きたから、練習を始めようかな。