幸福な猫

幸福な猫

新宿のメイドバーでお給仕する月詠みことのブログです。

兎が逃げて もう三日

四月の中旬に注文した、iPadのキーボードが昨日やっと届いた。今までこのブログの投稿をスマートフォンのみで行なってきたが、正直わりと不便。ブログに限らず、長い文章を構成する作業すべてを広い画面とキーボードで行いたかった。ので、本当はiPadと一緒に届くように注文して、自粛期間を優雅なブログ生活にしてゆく予定だったのだが、家族から「iPadの現物を見てから購入した方が良い」とふんわり引き留められた。大人しく言うことを聞き、現物を見てから注文することにしたのだが、届いた後はキーボードを注文しようと思いながら数日間忘れまくるというお得意のクソポンコツっぷりを発揮。結局注文できたのはiPad到着から4日後のことだった。四月を優雅に過ごすために購入したものが五月に届いてしまう、安定の無計画病。(安定して不安定さを抱えているというジョークです)(notオモロ)

 

という訳で今日からしばらくキーボード入力に慣れるための練習をして行こうと思う。私は物心つく前からローマ字入力が出来ると言われていた生粋のパソっ子(パソコン大好きっ子)だったが、この数年スマートフォンにしか触れていなかった。情報学部中退っ子だからパソコンという物に若干の嫌悪感が沸いてしまったのかもしれない。(プログラムの勉強をしていた人がキーボード入力を不安がるとは是如何に)練習期間が必要なのは正直お恥ずかしいのだが、小さいキーボードなんて初めて触るのだからしょうがない。なんか配列も地味に違うし。そんな言い訳を自分にしてあげながら、少しずつ記事を書き進めている。正直フリック入力の何倍も時間がかかってしまい、全然慣れない。お恥ずかしいの二乗。

 

さて、お話を変えまして。月も変わりまして、五月。このブログも四月三日から毎日更新を始め、ついに今日で一ヶ月。毎日投稿するなんて一週間が限界だと思ったけれど、なんとなく続けられた。毎日継続、みたいな作業が死ぬほど苦手な割には、まあ偉いんじゃないか。他にやることがある・なし関わらず「毎日」「絶対に」という言葉がつくと途端にヤダナーになるからね。辞めたらダサい、ダサいのはもっとヤダナーの精神で乗り切った。ブログを続けてきたことを振り返りながら、ついでに四月を振り返ることにした。自粛で出来たことも、できなかったことも。キーボード入力の練習も兼ねて、項目別に書いてゆく。

 

 

・娯楽を求めてみた。任天堂Switchを購入、親にもらったiPadで動画を見るために有料サイトにも加入した。ゲームも動画鑑賞も普段全くしないのだが、みんながあまりにも楽しそうなんで一応なぞってみることにした。すぐ飽きるだろうなと思いながらどうぶつの森を買ってみたが、案の定まともに開拓する前に飽きた。素晴らしいゲームなんだろうが、多分あまり向いてない。一応のんびり進めてはいる。島に花をたくさん植える作業、花に水をあげる作業、博物館を眺めることにやりがいを感じた。ちなみに島のテーマは「愛と幻想のミドロフ島」。ヒヤシンスで埋め尽くされた丘を見にきてね。

 

・動画視聴サイトで「白い巨塔」をひたすら見続けた。2003年のドラマ版。大学病院の教授になるために、賄賂でも土下座でもなんでもしちゃう医師が主人公のお話。気持ちの良い話ではない。ただ、主人公は手段を問わないだけで、努力はしてる。本当にがむしゃらにやってる。かなり高頻度で人として間違えるのだが、それを「酷い人間だ」の一言で片付けて良いのだろうか。善い行いをする人が善い人なのだろうか。正義ってなんだろう。そんなことを考えながら視聴して、登場人物たちと一緒に情緒不安定になったりもした。私はじっとりと胸に浸食してくるような気持ち悪さが好きなのだなと改めて自覚。苦しい思いができる作品って素晴らしいと思う。こういう作品を視聴した上で感じる苦しみ、悲しみ、怒り、共感、もっと感受性をフルに使って知っていくべき。自粛中にもう一周見ます。

 

白い巨塔に触発されて「医龍」も見た。これはこれで嫌いじゃなかった。安心して見れる感じ、プリキュアとか見てる時と同じような面白さだった。題材が病院だと、誰かしらの人生とか命が掛かってくるので良いなと思った。で、ほんとに私は分かりやすいと我ながら思うのだが、荒瀬が好きだったな…。なんか荒瀬を見ていると泣けてくる。というか泣いた(私はすぐ泣く)。こいつに幸せになってほしいと切に願った。阿部サダヲのビジュアル込みで良いキャラクター。めっちゃ可愛いもん。この感覚、推しでは…?

 

・人間と対面で会話をしなさすぎて感覚を忘れた。私はコミュニケーションが苦手な分、電話でも文字でもなく、直接相手のことを見て、もういっぱい見て、考えて話して、そうやって人を理解しようとする。これができなくなってたらどうしよう、と不安。なるべく止まらないように、マグロみたいに生きてきたので、止まった瞬間に情緒のバランスが崩れた。なぜか感覚が尖っている。嬉しいことも悲しいことも、ちょっとでも自分に重ね合わせては泣く、みたいなことが増えて単純に疲れた。泣くのって疲れるじゃないですか。落ち込んでるんじゃなくて、心のアンテナの受信範囲が広がってる感じ。そこは受信しなくても良いよ。その人は自分じゃないぜ。言い聞かせるように暮している。

 

・自室、体についた脂肪の断捨離を試み中。部屋にあるものを大体捨て、ひたすらダイエット。最終的にゴミ袋は20袋超えそう。体の方はあと2キロでプチ目標到達。どっちもマイナスをゼロに戻す作業の途中って感じだな。努力って1を10とか20に変えていけることが楽しいのに、そうじゃないから自信とかも全然つかない。心が無の作業って感じ。まあ、ゴミのない部屋もちょっと痩せた自分も、どちらも今より自分に対してのストレスが減りそうなので、意味はすごくある。だからやる。

 

・一ヶ月家にいたので、今まで生きてきた中で一番昼夜逆転した。絶対にこの時間に間に合わせる、みたいな必要性がないので。急ぐのってすごく苦手だな。親に申し訳ないので21時までには起きるようにしている。で、時間の概念の話で言うと、この時期に人と通話したり、話しながら酒を飲むのは危ねえなと思った。数少ない友人たちと通話をしたが、時間の概念がバグっているので本当にいくらでも会話できる。その分当たり前に飲みすぎるし酔っ払いやすい。自粛期間の通話は、すべてそんな感じ。終電・始発・閉店時間など、これさえなければもっと楽しいのにリミットたち、必要なものだったことを知った。閉店時間がなきゃ飲酒をやめられないもん…。

 

 

ざっとこんなもんかね。こうして見ると、普段やらないことは結構できたかも。友人もいないので、本当にこの一ヶ月間、コンビニ以外の外出は一度もしていない。これだけ真面目に自粛した結果、生活リズムがチャカポコになったので、早く立て直さなければならない。

現在時刻は14時。いつもならもう少し前に布団に入っている時間だが、今日はどこまで起きていられるか試してみることにした。うまいこと22時くらいに入眠できるように過ごしたい。そうしたら多少はマシな生活に戻るかもしれない。

今日は変な時間に寝そうになったら、母が蹴り飛ばして起こしに来るらしい。不眠イベ。助けてくれよ。